鹿児島県鹿屋市にて内装工事を承っております、榊装飾の榊原といいます。
建設業界は景気による影響を受けやすい、という話は就職を考えた方だとよく耳にするものかと思います。
確かに、バブル期や東京オリンピック前は建設ラッシュの活況に沸きましたが、コロナ禍に入ると民間工事の延期・見直しが相次いだマイナス面が見られました。
床・壁・天井を仕上げる内装工も建設業界に属しているので、やはり影響を受けやすいのでしょうか。
実は、内装工事の場合、景気に左右されにくい優秀な面を持ち合わせています。
今回は内装工の仕事内容、将来性についてご紹介したいと思います。
内装工を目指している方がいましたら、ぜひ参考にしてみてくださいね。
■ 内装工の仕事とは
内装工は、一般的に建物内の内装仕上げの工事を担当します。
床から天井まですべて担当するということは少なく、内装工によって床仕上げとクロス張りが専門、下地の石膏ボードを張るのが専門と分かれているのが特徴です。1つのことに対して、高い専門性を求められるため、お家をほぼ丸ごと担当する大工さんとは逆ですね。とはいえ、身体が資本なので決してラクとは言い難いですが。
内装仕上げは多岐に渡りますが、今回は代表的な、当方でも専門としているクロス工事・床工事についてご紹介します。
・クロス工事
壁や天井に、クロス（壁紙）を張っていく工事です。
クロスの裏にのりをつけて、ボードに張り、余った部分などはカッターでカットするのがおおまかな流れです。
一見簡単にも見えますが、ズレてしまうと膨れや浮きが出てしまうほか、クロス同士のつなぎ目に隙間ができてしまうことも。
繊細な技術が求められるので、一人前になるには数年を必要とします。
・床工事
床にフローリングやクッションフロア、フロアタイルなどを敷きこみます。
クロスとは違い、下地に接着剤を塗ってから、床材を張りつけていきます。壁との境目には巾木を取付けて、傷が付かないように処置するのが一般的です。
こちらもゆがみがないよう仕上げていく必要があるため、慣れるまでに時間がかかるでしょう。
■ 内装工に将来性はある？
内装工にはこのような理由から、将来性があると言えます。
・景気にはあまり左右されない
景気に左右されない、というのは安定して需要があることを指します。
内装工事は新築でもリフォームでも、店舗のテナント入居でも必要とされます。
現在新築工事は全国的に減少傾向にありますが、リフォームについては市場が拡大しており、店舗の入れ替わりや改装工事があれば、内装工事の出番。
新築・リフォームと受け口が2つあるため、景気が後退しても、技量さえあれば仕事はあるといえます。
・住宅以外にも需要はある
先にも説明しましたが、内装は住宅以外に店舗といった場所でも必要とされます。
開店のための工事、改装のための工事は、内装工の力を借りないと難しいでしょう。
また、賃貸物件だと次の入居者に部屋を貸す前に、床や壁を張り替える原状回復を行うケースも。
タバコを吸う前入居者によってクロスが黄色くなってしまうと、クリーニングでは落ちないので、張り替えるしか解決策がありません。
・AIによる代替は難しい
AIによって仕事がなくなる、と危惧されている職業は数多くありますが、内装工の仕事はまだまだAIには難しいでしょう。
機械の手によるものを開発しようとすると、人件費よりも高くついてしまうほか、技術的にも課題が多いといえます。
また、言語化・数字化・図表化できない知識を暗黙知と言いますが、内装工の仕事は身体で感覚的に、もしくは個人の経験や勘に基づく暗黙知によって仕事が成り立っています。このような暗黙知による判断は、AIにとって不得意なものなので、仕事が奪われることはあまり考えられません。
参考元：テンミニッツTV「AIは「暗黙知・常識に基づく高度な判断」が不得意」＞＞
■ 内装工として働くには？
内装工として働くには、2つの道があります。
1つは、職業訓練校で基礎を学んでから、内装施工会社へ就職する道。もう1つは、そのまま内装施工会社に就職する道です。
現在は人手不足のため、未経験でも内装工を欲しがる会社は多いです。学歴を求められることも少ないでしょう。
どちらにしても、OJTで学びながら腕を磨き、資格取得を目指すというのが王道といえます。
■ 榊装飾では、内装工を募集中！
榊装飾は、鹿児島県鹿屋市を中心に大隅一円でクロス張替え、床工事を行っています。
当方では、現在内装工として働いていただける正社員の方を募集中です。
経験・学歴・性別を問わないほか、年2回の賞与がございますので、働きやすい環境が整っております。
また、少人数で経営している会社のため、従業員同士が気安く、初対面でも馴染みやすい職場です。
ご興味がございましたら、以下の求人情報に目を通していただき、メールフォームよりご応募くださいませ。
ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせいただければ幸いです。
■ まとめ
内装工は、仕事を続けていくにあたって技術を磨いていく必要はありますが、仕事がなくなることはないので、将来性はあるでしょう。
もし興味があれば、就職を目指してみてはいかがでしょうか。
